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80号パネルに水張り

極暑です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

80号パネルに水張り をしました。
水張り自体については、いろんな本に書かれていますし、F6までは僕も経験があります。
でも、80号という大きなパネルについての情報が意外と見つからなかったので、自分のやり方を公開して皆さんに間違いを指摘していただきたいです。

HP「お絵かきファイル」 http://www.ictv.ne.jp/~katuko/ を管理されている
 かつ子さんから非常に役に立つ情報をいただいました。かつ子さん情報は、黄色にしています。↓


パネルをしみじみ眺めます。 室内に置くとでかい。
まず、パネルの表面を固く絞った雑巾で拭きました。(木の粉などが付着しています。)
80号パネルに水張り_b0238135_2162463.jpg



このパネルに水張り? ここで? いや、どこで? 風呂場? まさか銭湯か? プール? どこの?


・・・・絶対に必要なものに気付きました。

      これ↓
80号パネルに水張り_b0238135_21105699.jpg

深く考えずに買ったので、12畳用です。ホームセンターで3千円ぐらいでした。 
これだけ大きかったら、200号だって大丈夫。
・・・・・いや、描くことはありませんが。


ロール紙は、ワトソンです。
80号パネルに水張り_b0238135_2154111.jpg

(紙については、別に書こうと思います。)

紙を切ります。
80号パネルに水張り_b0238135_21204587.jpg

面倒なので、裏を上にして、パネルを載せてサイズを確認。
周囲に4cmの余裕を取りました。

ここで、かつ子さんからのアドバイス
紙の裏にパネルを置いたときに、軽く印をつけておく


永山裕子さんの本「透明感を生かして描く」によると、紙はパネルより1cmぐらい大きく切ると書いてます。
僕は最初、パネルが大きいのであえて4cmの余白を取ったのですが、かつ子さんの方法だと確実にパネルを乗せられるので、(紙が延びることも考慮して)1cmぐらいで十分なのではと思います。裏に回った紙を切り取る手間も省けます。



実家に置いてあったクマも協力。
80号パネルに水張り_b0238135_2123187.jpg


紙の裏側を上にして、しっかり濡らします。
刷毛と霧吹きを併用。表側は直接濡らしていません。
80号パネルに水張り_b0238135_2125668.jpg

どうして裏側なんでしょう? 表側に塗ってあるドーサなどを保護するため?

そのまま30分放置。時々、乾燥しないように水を吹き付けます。
ブログ Aquarelle21 の藤木徳男氏によると、水彩紙を水に浸すと最低20分は延び続けるということです。

紙をパネルに乗せるのが大変でした。
もう少し余裕を持って余白を残しておけば良かったのですが、4cmずつしかなかったので。
イライラしがちな人は、余裕を沢山取るか、誰かに手伝ってもらった方が良いです。
この手順だけは一人じゃ難しい。 余裕なし=写真なし。

ここで、かつ子さん から貴重なアドバイスをいただきました。
裏を上にして濡らした紙の上にパネルに乗せ、タッカーで仮止めします!
その後、
パネルを起こして紙を張ると、紙がずれることない。

この方法だと、確かに一人でも張れそうです。



紙テープはあらかじめ適当な長さに切っておきます。
80号パネルに水張り_b0238135_2130402.jpg


短い辺の中央を留めます。余裕がなかったので写真なし。
長い辺の中央を留めます。ようするに油絵のキャンパス張りの要領。
ちなみに、4cmずつの余白だと、紙が延びるためにパネルの裏側に水張りテープで留める感じになります。
ここは落ち着いてカッターなどで切りながら、裏側に回らないようにして留めるのが良いかもしれません。

角は、ハサミで少しカットしました。これも写真なし。

とりあえず完成。少し波打っていましたが、一晩置いて乾燥するとパリッとしました。
80号パネルに水張り_b0238135_21344690.jpg


さて、これで良いのでしょうか?
お気づきの点があれば、コメントで残していただければ、本当に幸いです。
よろしくお願いします。


こんなに暑いと、野外スケッチも大げさでなく命がけです。
外で描くのが好きな方は、本当に気をつけてください。
世の中にはわざわざ飛行機から飛び降りたり(もちろんパラシュートはつけて)、高い所から飛び降りたり(もちろんゴムひもをつけて)する人がいますが、僕は危ないことは決してやらないことにしているので、しばらくスケッチもお預け。
by kulakula2011 | 2013-08-21 22:25 | 画材道具


たま駅長で有名な小さなローカル線、和歌山電鉄貴志川線に乗ってスケッチに出かけます。和歌山の片田舎から発信する透明水彩と陶芸です。


by kulakula2011

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